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Vol.5_初めての保育参加は疑問がいっぱい。私は大人の常識にとらわれていました。

更新日:2018年3月24日


①きのねを選んだきっかけは?


在園の友人(せーちゃん)の紹介




②入ってみて良いと感じたところは?


入園して直ぐは、毎日泣いている子どもの姿を見て本当に保育園に預けることが良いことだったのか?私が働きたいという自分の都合を子どもに押し付けてしまったのではないかと悩みました。


しかし、始めたばかりの仕事に追われ、なかなか子どもが保育園でどう過ごしているのかを分からず、悶々とする日々が過ぎていました。そんな時、保育園の運営会に参加し、他の親御さん達がこの保育園を絶賛している声を聞きました。


その時はまだその意味が分からず、どうしてみんな良いっていうのかな?何がそんなに良いのかな?どこの保育園も同じじゃないかな?などと考えていました


頭で考えていても仕方ない!と思い立ち、保育園での子どもの様子が気になることもあり、保育参加をしてみようと思いました。初めての保育参加は疑問がいっぱい湧いてしまいました。


大きな疑問としては、

①子ども達の掴み合いの喧嘩に介入せず、見守っていたこと。

②子ども達の危険かなと思われる行動も見守っていたこと。

③子ども達の遊びに率先しては参加しないなと感じたこと。


私自身がはじめての子供にはじめての育児だったこともあり、大人の常識にとらわれていたのでしょう。


①に関しては、喧嘩になった時点で止めて、お互いに謝らせるのが普通なのでは?と思いましたし、②に関しては、危険なことは回避してあげるのが大人の務めなのでは?と思っていました。③に関しても、子ども達の遊びに大人たちがどんどん混ざっていくのが保育園であり保育なのではと思っていました。


なので、悶々とした気持ちが溜まり、保育参加後の夕方に保育士さん達に想いのたけをぶつけてみました。保育士さん達が、きちんと答えてくれたおかげで、心のモヤモヤは少しずつ晴れていきました。


①については、喧嘩は基本介入せずに見守る姿勢だということ。子ども同士でお互いの気持ちをぶつけ合うのが喧嘩であって、例えお互いに消化不良の気持ちを家まで持って帰っても自分で考えてそのモヤモヤした気持ちは何なのか?自分はどうしたいのか?など自分と向き合い自分なりの答えを出していくことを学んでほしいということ。

相手の痛みを知るためには自分も痛い思いをしたり、相手の涙を見て、人を傷つけることが自分も傷つくという気持ちなど色々なことを学べるということ。


②についても、自分でやってみることの大切さ。転んで、痛いと理解し、次に転ぶ時は受け身をとろうと体がしたり、何事も体験しないことには経験にならないという意味が込められていたり。


③についても、保育士が遊びに介入しなくても子どもの中で子どもの想像力でどんどん遊びが展開されて発展していく、それを大人の(子どもの想像力には及ばない)考えや概念で遊びを狭めないために、子ども達だけで自由にやりたいことをさせるという思いがあったり。もっと早く色々話して聞いてみれば良かったと思いました。


もちろん、上記に述べた保育が、また保育士さん達の思う理想の保育までは至っていないと思いますが、子ども達や親と一緒に保育園をつくっていきたいという想いは伝わっています。


私自身も自分と子どもの関係を考え直すきっかけとなり、保育とはなんぞやと考えるきっかけを貰えたことがこの保育園に入ってよかったことです。


保育参加がいつでも申告すればでき、美味しいお昼ご飯も格安で頂けるところも◎

保育参加すると子どもの保育園生活を垣間見ることができ、良いところだと感じています。保育士さん達の大変さや苦悩も感じます。是非、保育参加してみて下さい!


(ここは、パパより)

加え、運営会への参加やイベント開催など、保育園との関わりを深く持つことで、親の立場からも保育に興味をもち考えるようになったと思います。




③入園後、子どもに変化や気づいたことはありますか?


最近の一番の変化は、子どもがしっかりと自分の意見を伝えてくれるところです。私も子どもの意見を尊重しようという気持ちに変わったところです。


最初の頃は、保育園で自分の意見を言うこともなく、人見知りでなかなか皆んなの輪の中に溶け込めない我が子でしたが、最近では、自ら輪の中に入って行ったり、仲間たちと喧嘩して泣いたり、笑ったり、自分の気持ちを言葉にして伝えようとしていたりする姿を見かけます。


母としてはとても嬉しく思っています。

家でも自己主張の嵐ではありますが、本人の自立心がメキメキ育っているのを感じます。たくましくなる我が子に、寂しくもあり、嬉しくもある母です。




④きのねに通うことで、どんな人に育ってほしい・育ちそうですか?


何か困難にぶつかってどうしようもなくなった時、(一度立ち止まって時間を費やしたとしても)自分で考えてまた立ち上がれる人。100年以上続く伝統ある文化を受け継ぎ紡ぐ人。(勝手な私の理想ですが…)



2歳親・いがちゃん

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