ごはん番(調理員)の山本です。
前身の、たつのこ共同保育所に、見学に行ったとき、はじめてごはんを食べたときのことを、はっきりと思い出します。
夏の頃、うどんだったのですが、だしはしっかりかつおぶしと昆布、煮干しでとり、かつおぶしと昆布はだしがらもしっかりつゆの中にはいって「具」になっていました。
そのおつゆのおいしかったこと! 厚削りのかつおが、お肉みたい。いのちがたっぷり詰まったスープを飲んでいるかのようでした。
きのねのごはんは、その頃の環境を引き継ぎ、大切にしながら作っています。
きのねには、調味料はそれほど多くはありません。
おやつもごはんも、砂糖を使う場合は、茶色い色の素精糖をなるべく少なく。
生ごみは、コンポストへ。
あったかい季節に出てくる、ミミズやダンゴムシは、子どものかっこうの遊び道具。昨年、コンポストからできた堆肥をまいたら、混ざっていた種から冬瓜がたわわに実り、自然栽培無農薬の冬瓜を、昨年の夏中、楽しみました。
お母さんたちが活躍する「畑部」でも、コンポストを活用して頂いています。
料理する、食べる、捨てる、遊んで、また食べる…?
きのねの食卓は、さまざまな笑顔がめぐっていく、食卓です。